紳士的に「おいしい」と言いたい時のおすすめ表現|いい感じのビジネス英語(45)

海外レストランで感想を求めてくるウェイター

海外出張時は、割といい感じのレストランで食事をする機会は結構あります。接待だったり懇親会だったり。

そんな高級めのレストランで食事していると、食事中にウェイターがテーブルに近寄ってきて「How is everything?」とか「Is everything doing alright?」などと、日本人には真似のできない素敵な笑顔で問いかけられます。

こうしたときは通常、とくに欲しいものがなければ、「おいしいです」と答えるのが礼儀です。マナーです。

もちろん味が薄いからちょっと塩が欲しいとか、パンがうますぎておかわりしたいとかだったら、遠慮なくこのタイミングでお願いすれば良いです。

ところで、海外の高級レストランにおいても、日本の居酒屋の店員さんを呼ぶような調子で、手招きしてウェイターを呼ぶ人をみかけることがありますが、あれはエレガントではありません。

「テーブルウォッチング」という言葉があるように、本当に高級なところでは、ウェイターは、食事の進み具合だけでなく、客の一挙手一投足を気取られないように観察しています。

また、席に着いてから、注文を取りにくるのを忘れられているように思えるくらい待たされたとしても、日本人とは時間感覚が異なる文化もあることを忘れず、普通にすました顔して会話でもして待っていましょう(メニューは持たずに)。

だんだんイライラしてきますが、そのうち来ます。

ヨーロッパの街などに行くと、店先にテーブルや椅子を並べたオープンテラスタイプのレストランがよくあります。

こうしたレストランでは、テーブルに近寄っていっても、誰も気づいてくれないことがよくあり、席に案内されるのを待つべきか、勝手に座っていいものか、と悩みます。

さらに、ウェイトレスと確かに目が合ったのに無視された場合、「もしかして常連優遇? 日本人差別?」などといらぬ不安感まで湧き上がることもあります。

しかし私の経験上、こういうときは勝手に座って何の問題もありません(もちろん「Please wait to be seated」などとメニュー台に書かれていれば別です)。座っているといつの間にか注文を取りにきてくれます。

日本のおもてなし文化とは全く異なる、客と店側が対等というか、お互いをリスペクトしつつも特別扱いはしないような、個人間の距離感覚が、日本ととくに欧米には顕著な違いとしてあるため、上記のような不安を感じる事になるのだと思われます。客対応の遅さに対して「客をなんやと思ってるんや!」などと怒っても詮無きことです。


紳士/淑女的に「おいしい」と言いたい時のおすすめ単語

脱線した。ここから本題。

食事中、呼んでもないのに近寄ってきたウェイターに「How is everything?」と聞かれると、たいていの日本人は、「Good」か「Great」「Tasty」と返答し、英会話中級者以上になると「Excellent」などと言います。

何の問題もありません(「Nice」や「Yummy」は軽めなのであまりよくない気がします)。

しかし本記事は「いい感じのビジネス英語」を標榜しております。

よって、紳士/淑女的に「おいしい」と言いたいときの単語として以下の2点を上記単語に加えて、使っていくことをおすすめします。

Beautiful

Lovely

難しい単語ではありませんが、食事の席でこのいずれかを即座に口にすると、一緒に出張に来ていた日本人から一目置かれること間違いなしです。

発音はもちろん「ビューリフォー」アンド「ラヴリィ」です。

両方とも「美しい」「可愛らしい」だけでなく、「素晴らしい」とか「申し分ない」といった意味があります。

これを食事の感想として使うわけです。ほかにも「Marvelous」などもありますが、ちょっと大げさな感じがして、私は「Beautiful」「Lovely」の方が慎ましいと思います。

紳士的に行きたければ、感想を聞かれたら、ナイフとフォークを皿の両脇に起き、ナプキンでそっと口を拭い、ウェイターの顔を一瞬見上げ、その後料理に目を落としてから、鷹揚な感じで「ビュ〜リフォ〜」と言い、笑顔で再度ウェイターを見上げると良いでしょう。

一方の「Lovely」は、もう少し気軽さをイメージしつつ、ウェイターを見上げ「Oh.. that's lovely...」と軽く言い、最後に「これは参った、降参だよ、ジョニー」という風に、少しだけ首を振る仕草をすれば、ジェントルマンというか、アメリカ系のおっさんです。

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