インドネシアの『ラピスレジット(レイヤードケーキ)』というあまりにも濃厚な伝統ケーキについて

わずか2 mmほどの層が幾重にも積み重なったインドネシアの伝統ケーキ『ラピスレジット』がうますぎて衝撃を受けました。シナモンやクローブ、カルダモンなどのスパイスを使った独特の香りがあり、開封時はやや戸惑いを感じたものの、一旦口に運ぶや、その濃厚なバターの風味が病みつきになり、手が止まらなくなります。あとで調べて知ったのですが、小麦粉は使わず、大量の卵黄と高級バターだけで作られているそうで、ほぼ脂質の塊という罪深きケーキだそうです。調子に乗ってたぶん一度に1,000 kcal分は食べてしまったと思われます・・・。

シンガポールから高速フェリーで約1時間のインドネシアはバタム島にある銘店『Warisan Pertiwi』(祖国の遺産という意味)のラピスレジット(レイヤードケーキ)を、インドネシア人の同僚からお土産でもらいました。このケーキは、インドネシアやシンガポール、マレーシアでは、ハリラヤプアサ(断食明け)や旧正月のお祝い時によく食べられるそうです。私はシンガポールにすでに10年も住んでいますが、実はこのほど初めて食べました。

なかなか洒落た感じのパッケージに入っていますが、

紙の箱をパカっと開けると、ケーキは直入れ。おそらく保存料等は一切使っていない生菓子なのですが、賞味期限は冷蔵庫に入れると一週間ほどだそうです。

ここのレイヤードケーキは、15層になっていました。

卵黄とオランダの高級バター Wijsmanからなる生地を、一度に型に流し込んで焼くのではなく、薄く1層流してはオーブンの上火で焼き、焼き目がついたらまた次の層を流して焼く、という作業を繰り返すそうです。焼いているうちに出てきた気泡は、その都度職人が平らにして、層を重ねていくため、できあがったケーキはエネルギー密度と旨味が半端なく凝縮され、ものすごくずっしりした重みがあります。

しかし口に入れて噛んでみると、とくに重いわけではなく、じゅわっと細かい気泡が壊れているような、しっとりしたきめ細かいスポンジのような独特の食感で、口の中にバターの香りが広がります。人間はこういうシンプルに脂質中心の味に弱いもので、一度食べ始めると手が止まらなくなります。

5 mm~1 cmほどの薄切りにして食べるといい感じでした。

同じく黄色い見た目の日本のカステラよりうまいと思います。

あまりに気に入ったので、シンガポールでも買えないかと思って調べたら、ブンガワンソロ(Bengawan Solo)で売ってましたが、600 gのもので40ドルもして、お祝い用ならともかく普段自分用に買うのは躊躇する金額。しかし上の写真のものも600 g強くらいで、バタムでの価格は11ドルくらいです。

生菓子であり、上のものはビニールで密封さえされていなかったので、なかなか日本へのお土産には持って帰りにくいかもしれませんが、ブンガワンソロのものであれば密封はされていると思うので、日本に帰る直前に買って持って帰れば良いお土産になると思います。

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シンガポールからクアラルンプールまで車で出張して、帰りにムルガン神像で有名なバトゥ洞窟に寄って来た

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