シンガポールからクアラルンプールまで車で出張して、帰りにムルガン神像で有名なバトゥ洞窟に寄って来た

今週はインド人の同僚と二人でクアラルンプール出張。今回は飛行機ではなく、初めて車で行くことにした。ジョホールバルには何度も車で行ったことはあるが、クアラルンプールまで行くのは初めて。約380 kmの長い道程。少し不安はあったが、高速道路の状態は概ね良く、とくに問題なし。

行きはトゥアスのチェックポイント(国境)からジョホールバルへ。いつも最初に止まるサービスエリアでアイスコーヒーを買ったら「コピオコソンピン(アイスコーヒーブラック)」と言って店員も復唱したにも関わらず砂糖入りであったのはお約束なので文句は言わない。

高速道路の状態は良く、シンガポールでは見られない緑の山々やパーム椰子の広がる景色の中を駆け抜けた。しかしやたらとピタッと後ろにくっつくやつが多くてムカついた。

サービスエリアにあるフードコートのご飯はぜんぜんおいしくない。安いけど。マレーシアのサービスエリアは「R&R」と言うらしいが、KFCとかマクドなどが入っているところもあるので、そういうところで休憩したほうが無難。

昼食後に給油。シンガポールの車はRON 97という日本でいうハイオクのようなグレードのガソリンを入れないといけない。RON 95はマレーシア政府の補助金が出ているそうで、外国人の燃料代をなんでマレーシア国民の税金で負担せなあかんのや、ということ。最近は結構厳しくてガソリンスタンドの店員もきちんと注意してくれるが、セルフの場合は、安いからと言って95を入れないように気をつけましょう。ちなみに、マレーシアは産油国ではあるが、95で155円/L、97で188円/Lで、シンガポールの380円/Lに比べると安いが、日本はいかにアホのように補助金を注入しているかよくわかる。そのツケを払うのは日本国民である。

とくに問題なく高速道路を走り抜け、無事クアラルンプール(KL)に到着した。高速代はすべてTouch ‘n Goのカードで支払ったが、マレーシアに入国してからKLまでの総額はだいたい40リンギットくらい。シンガポールとKLを車で往復する場合、100リンギットほどリロード(チャージ)しておくと良さそう。

昼飯がまずかったので、晩ごはんはなかなか良さげな店でナシレマ。この味でたった7ドルくらいというのが嬉しい。シンガポールでこのレベルのナシレマを食べようとすると20ドルはかかる。

晩御飯を食べたショッピングモールの中にあったHanvo.3Dというポップアップストアで、トカゲ(サラマンダー?)のおもちゃを衝動買い。これはすべてのパーツを3Dプリンタで作っているらしい。手で持つとシャワシャワ動いて気持ちいい。

パーツを糸で繋いでるのかと思ったら、店員によると糸は一切使っておらず、精密なパーツを組み合わせているだけとのこと。実に不思議なおもちゃでずっと触っていたくなる。これでたった1800円程度。トカゲ以外にも、いろいろおもしろい3Dプリンタで作ったおもちゃがあったが、店の写真撮影は禁止とのこと。

今回の出張でよく見かけたPANAS Expressという無人コンビニ。”panas”は暑いという意味。店内に入る際、顔の写真を撮られているぽいのがなんか嫌だが、便利ではある。支払いはカードのほか、各種キャッシュレス決済が可能。

これは出張2日目の昼に食べたタイ料理屋のビーフなんとか。少し辛めだがめちゃくちゃうまかった。ほかにもいろいろ食べたが、タイ料理もベトナム料理も、値段は手頃にもかかわらず、シンガポールのレストランよりも数倍うまくて感動。

バトゥ洞窟のムルガン神像

数日間の仕事を終え、土曜日に帰国。朝ホテルをチェックアウトした後、クアラルンプールの北の郊外にあるヒンドゥー教の聖地バトゥ洞窟に車で立ち寄った。駐車場は3リンギット。ここは上の写真の黄金のムルガン神像で有名。ムルガン(またはスカンダまたはカルティケーヤ)は、シヴァの二人目の息子で、孔雀に乗った神様。インドではとくにタミル人に篤く信仰されているそうで、タミル人である同僚のインド人も興奮気味であった。

ヒンドゥー教寺院は相変わらずどこもカラフル。

272段もあるという急な階段を息を切らせながら登る。

途中、野生の猿がいるのだが、日本の猿より可愛らしい。ちなみにインド人は、素朴で心優しく信仰心も強い一方、どうも犬や猫も含めた動物嫌いなひとが多い印象。自分も動物のくせに、やたらと人間中心主義的なところにイラっとさせられることが結構ある。神様の偶像よりもこういう猿(日本猿はなんかムカつくけど)のほうが人間には作ることのできないよほど神秘的なものであって、まじないや教義ばかりの宗教は嫌い、なんてことは心の中で思っていても口に出して言ってはいけない。

階段を登りきったあたりからの景色。

階段を登りきった先は、4億年以上歳月をかけて形成された鍾乳洞のような洞窟になっており、中には1920年建立という寺院がある。ヒンドゥー教の寺院は土足厳禁(靴下も不可)なので気をつけましょう。

洞窟の中にはシンガポールのハウパーヴィラで見たような石像があった。これもムルガンの化身というかひとつの姿らしい。笑ってはいけない。

寺院の壁などにある彫刻はそれほどクオリティは高くないが、カラフルで見ていて楽しい。

洞窟の奥の階段を登った先には、自然の吹き抜けのようになっていた。

お参りをした後、下山。階段の下にはお土産屋やカフェなどがあった。お土産屋で、Kuala Lupurと書かれたマグネットと、小さいガラスのリンガの置物を購入し、シンガポールへの帰路に就いた。

帰りもジョホールまでは高速道路一本。10時半頃にバトゥ洞窟を出発した。途中、前方が見えないほどの大雨に見舞われながらも、16時前にはジョホールバルに無事到着。土曜日だが国境はまだそれほど混雑しておらず、30分ほどでウッドランズチェックポイントを通過して帰宅。380 kmというと大阪から静岡くらいの距離だが、高速道路が快適なせいか、それほど遠いという印象は受けなかった。

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